今年生誕100年を迎える加藤泰。世間のはみ出し者の男と女の生き様を描く任侠映画の監督として「緋牡丹博徒」シリーズ、『沓掛時次郎 遊侠一匹』、『瞼の母』など、数々の名作を残した。また、ローアングルや長回しなど独特のキャメラのスタイルを確立し、時代劇映画に新しい風を吹き込んだ監督でもある。
藤純子演じる”緋牡丹のお竜”こと女侠客の「緋牡丹博徒」シリーズでは3作品を監督し、中でも『緋牡丹博徒 お竜参上』でお竜がみかんを渡すシーンは映画史に輝く名場面だ。150分の必見の大作『日本侠花伝』などを含む、監督作品計44本(短篇2本・長篇41本・テレビ1本)を上映する本特集は、任侠映画監督としての加藤泰の魅力に触れると共に、加藤の監督としてのキャリアの全貌をつかめる貴重な機会である。
生誕100年 映画監督 加藤泰
会期:2016年7月12日(火)-9月4日(日)
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)
キャンパスメンバーズは無料
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)
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